この度、関尚登選手が2022-2023シーズンを持って現役を引退することとなりましたので、お知らせ致します。

関尚登選手 コメント

朝練習に行って、仕事行って、週末は試合があって、合間に自分のトレーニングや身体のケアして、毎週勝った負けたがあって。
本当に最高なサイクルで最高に幸せな時間でした!

まだまだ身体は動くし、いつも良いモチベーションでいれているので、今もとても充実しています。


ただ、今後、今シーズン以上のパワーを出せるかと聞かれれば少し難しいように感じてしまいました。言い方を変えれば、こんな自分がよくここまでやってきたなと。


そんな中、良い形で終われるチャンスが残っている今、残された数ヶ月を全力でやり切れたらそれはいい終わり方なんじゃないかなと。そう考えるに至りました。

突然の発表で驚かれた方もいるかと思いますが、本人はポジティブに過ごしていますので最後までよろしくお願いします!

みんなでプレーオフ行って、選手権も1番上まで行って、最高のチームにしましょう!

2023年1月14日(土)16時キックオフの名古屋オーシャンズ戦は、アリーナ立川立飛で関尚登選手がプレーする最後の機会となります。ぜひアリーナで応援をよろしくお願い致します。2023年1月27日(金)19時30分キックオフのボアルース長野戦が、最後のホームゲームとなります。

1/6追記 : 1月14日16時キックオフ 名古屋オーシャンズ戦 試合終了後に引退セレモニーを実施致します。ぜひ試合終了後も関尚登選手へご声援をよろしくお願いいたします。

関尚登選手 プロフィール

Fリーグ通算成績 :215試合出場、 21ゴール
※2022年12月18日時点

出身地: 東京都八王子市
生年月日 血液型 :1989年9月9日 おとめ座
身長/体重: 166cm/66kg

【経歴】
出身小学校:八王子市立上柚木小学校
小学校時代の所属チーム:南多摩SC
出身中学校:佼成学園中学校
中学校時代の所属チーム:佼成学園サッカー部
出身高校:佼成学園
高校時代の所属チーム:佼成学園サッカー部
出身大学:順天堂大学

チーム経歴
2011-2014 バルドラール浦安セグンド
2014-2018 府中アスレティックFC
2018-2019 ヴォスクオーレ仙台
2019-2022 立川・府中アスレティックFC
2022-2023 立川アスレティックFC

関尚登選手 インタビュー

もっと上手くなりたいと今でも思う。だから最後の日まで走り続けます。

フットサルとの出会い

子供の頃からずっとサッカーをやっていて、大学でも続けていました。友だちに誘われて最初は遊びのつもりでフットサル部へ。

でも、思っていたフットサルと全く違う世界がありました。


参加するまで知らなかったのですが、順天堂大学のフットサル部といえば強豪として知られ、全国レベル。先輩たちのスピードや動きなど想像とはぜんぜん違う競技。

難しいけど面白い、上手くなりたいと思い、それからはフットサルが生活の中心となりました。

Fリーグの舞台へ

すでにFリーグは始まっていたので、自分もこの舞台でプレーしたいと思い、ますます競技フットサルにのめり込んでいきました。

大学在籍中にバルドラール浦安セグンドに参加し、大学のチームと並行してプレー。

就職活動する仲間もいましたが、自分はフットサルの世界で活躍したいとトレーニングをしていました。

そして2014年、24歳の時に府中アスレティックFCの練習参加を経てFリーグの舞台に立つことができました。

ただ、当時の選手層は厚く、力不足でなかなか出場時間を増やせない。

自分ではあまり把握してなかったのですが通算成績が215試合出場、21ゴールと聞いて、やっぱり寂しい数字と思います。これがFリーグで残した数字です。

初年度の28試合出場5得点。そして2018-19シーズン、出場機会を求めてヴォスクオーレ仙台で残した33試合出場5得点が、リーグではキャリアハイ。もっと数字を残したかった思いはあります。

アスレでの思い出

ひとつ挙げるなら2015年に、(皆本)晃君が前十字切ったときですね。

晃君が大怪我をして、ある日突然プレーできなくなること、生活が一変してしまう選手の厳しさみたいなものを、改めて胸に突きつけられた思いでした。

それと同時に、晃君が試合に出られなくなった状況で、もっとチームの力になりたかった。

あそこでチームを助けられる選手になってたら、もっと違うキャリアになっていたかも。

その悔しさは今でも思っています。

もうひとつは、仙台から戻ってきたシーズンの苦しさですね。
足首を傷めていて手術したのですが、なかなかコンディションが戻らず思うようにプレーできなかったことです。

1年以上。コンディション上げるためにはもっとトレーニングしたいけど、できないジレンマ。

プレーできない悔しさ、苦しかったことをよく覚えています。

そして最後は、昨シーズン全日本選手権で優勝できたことですね。府中で始まった自分のFリーグ。府中としてラストでチームに何か残せたかなと思っています。

ラスト2秒でボールが来て押されて倒れた時に、後ろから晃君が闘牛のように走っていって、ブザーが鳴ったのを覚えてます。

個人としてもチームとしても大変なことがたくさんあったから、ブザーなった瞬間は色んな気持ちが込み上げてきて、倒れたまま動けなかったです。

引退する理由

フットサル選手だけで生活はできないから本当に大変なことがたくさんありました。

それと同時に色んな人の協力があって本当に恵まれていると思います。

ただ、この状況でこの先練習もそれ以外も全て満足のいくレベルで続けるのは少し苦しいかなと思うようになりました。
どれも未消化なまま続けるべきではないなと思いました。

選手でいる間はもっと上を目指してチームのためにならないといけないと思っているので、残りをやり切って辞めようと決断をしました。

色々と負担をかけた妻に伝えたら『本当に辞めちゃうの?』と意外なこと言ってくれたのがとても嬉しかったです。

残りのシーズン 。名古屋オーシャンズ戦に向けて

プレーオフ進出のためには、残り試合引分があっても厳しい状況です。全員で戦って残り全部勝って、プレーオフに行って優勝したい。それしか考えていません。

1月14日の名古屋オーシャンズ戦が一番のヤマです。


名古屋に勝てるチームの条件はいくつかありますが、我々はそれができるチームです。オーシャンカップと選手権は優勝できたので、最後プレーオフに行って名古屋に勝ってリーグ優勝したい。そう思っています。

最後まで、チームのために走ります。

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